事例紹介2018.05.17

長さ4mの一枚板テーブルを作りました from KUKU

無垢一枚板のテーブル

無垢の一枚板で作られたテーブルって憧れる方も多いですよね。

最近は、一枚板テーブルの専門店なども都内にも見られるようになりましたし、

ネット上でも一枚板を販売されているサイトも検索するといろいろと出てきます。

 

キバドットコムでも、各地の一枚板製品のご紹介もさせていただいてますが、

それが、どのように仕上げや塗装がされて最終製品になるのかは結構イメージしにくいかもしれないです。

 

今回、キバドットコムにも一枚板製品を掲載いただいているKUKU(福田工務店)さんから、

実際に加工されてテーブルになるまでの工程をご案内してもらいました。

 

テーブルになる材は、九州で育った楠(クスノキ)。

なんと、長さ4m、幅1.2m、厚み8.5cm、重さ300kgもある巨大な一枚板!!

こちらを加工していきます。

 

1)粗削り~サンダー仕上げ

通常、無垢の一枚板は粗材といって、表面の仕上げがされていない状態で保管されてます。

以下写真が原板の状態で、寸法や欠点などが手書きで記載されています。

 

 

乾燥された原板(粗材)をまずは、ワイドベルトサンダーという機械で

表面を削っていきます。(凹凸をなくして平たくしていくイメージ)

 

以下がサンダー後の状態。

既に圧倒的な存在感です。

こちらを更に手加工で研磨していきます。

 

2)チギリ(千切り)加工

無垢材の場合、割れや節の穴などがある場合があります。

割れの進行を防いだり穴埋めの為に行われるのがチギリ加工で、

チョウチョ型の木片を手加工で埋めていきます。

 

チギリ加工は、アクセントにもなるので

欠点部分の補修という意味合いとは別に、材に付加価値をつける工程ともいえます。

 

2)塗装

いよいよ終盤。塗装工程に入ります。

今回の仕上げはウレタン塗装で、塗装前の比較するとガラッと印象も変わりますね。

 

3)納品

仕上がった板に、脚加工を施し、いよいよお客様へ納品。

まさに、この部屋の為に生まれたテーブルですね。

 

今回のように特注でテーブルをオーダーする場合、

材の調達から加工、塗装と手間も時間もかかりますが、既製品にない特別感はあります。

きっと、長く大切に使われていくんでしょうね。

 

ご紹介したテーブルは、長さが4mもある大きな製品ですが、

一般のお住まいのリビングテーブル、店舗のカウンターなど幅広いシーンに対応いただけます。

 

世界に一枚の無垢製品、是非木材から選んで作ってみませんか?

 

今回情報提供いただいたKUKU(福田工務店)さんでは、

国内外の様々な木材からオーダーで加工をお願いできます。

 

KUKUさんのWebサイトはこちら

以下サイトでも事例含めご紹介しております。

 

お問い合わせなどは以下のフォームからも受け付けてます!

 

投稿者:末吉

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